肩甲骨を寄せ続けるのは危険?!~肩甲骨を安定させて美背中をつくる~

皆さんこんにちは。インストラクターCOCOです!
新年度、お仕事など忙しく過ごされているでしょうか。

今日は、肩甲骨のお話です。
背中が丸い、猫背、まき肩だからといって、肩甲骨を寄せてはいませんか?肩甲骨を無理やり寄せても、姿勢不良は改善しません💦

まき肩、猫背に加えて、セットで付いてくるのが反り腰です。

これを作ってしまう筋肉は、広背筋です。
広背筋は、腕の骨にも付いているし、肩甲骨や骨盤にもついている大きな筋肉です。肩が前に入るから後ろに引く意識が強すぎると、広背筋が緊張してしまう方が多いのです。

猫背だから、肩甲骨を寄せましょうという意識が強くなってしまうと反り腰を悪化させてしまいます。

肩甲骨を動かすことは必要ですが、1番大切なことは「安定している」ということ。

肩甲骨は肋骨に乗っかている骨。完全にくっついているのではなく、筋肉の引っ張り合いっこによって保たれ、肋骨の上を滑るように動きます。

反り腰になって、肋骨がパカッと前に開いてしまうと、肋骨についている肩甲骨を安定させる筋肉が働きません。

まずは、肋骨の位置を正しくすることが大切です。そして、それはやはり呼吸の見直し。

呼吸で横隔膜をはたらかせて、背骨を安定させること。

それから、肩甲骨を安定させる大事な筋肉が前鋸筋。(レッスンでもよく聞く筋肉ですね😌)

寄せ続けた肩甲骨を開くのは前鋸筋です。
前鋸筋を活性化させて、肩甲骨を安定させましょう!

そして、肩甲骨を安定させたら、その次は肩甲骨の動きを取り戻す!!

ここで使う筋肉は、上腕三頭筋という腕の裏側の筋肉です!
背中の前に二の腕が使えるようになりましょう。なぜなら、この筋肉も肩甲骨についているからです。なので、背中回りにも関係する筋肉ですが、パソコンやスマートフォンを扱う現代人の姿勢では普段あまり使えていない筋肉です。

デジタルデバイスの利用時間の増加により、掌から腕が固まりやすい傾向になるので、腕のアプローチも欠かせなくなります!

二の腕が使えている感覚を掴み、夏に向けてキレイな背中を目指していきましょう!

エクササイズをご紹介✨

ウォールスライド


①壁の前に立ち、肘から先を壁につける。バンドがあれば、手首の下にバンドを巻く。
②前腕で壁を押して健康を開く。腕で壁を押し返すことにより肩甲骨の開きを感じる。肘から手首までが一直線になるようにバンドを外に開く。
③そのまま30秒から60秒呼吸を繰り返す。

リバースプランク


①膝を立てて、あしを骨盤幅程度に開いて座る。手は指先を足側に向けてつき、胸を開いた状態にする。
②息を吐きながら、身体と床が平行になるようにお尻を上げる。手で床を押すことでおしりをあげることが大切!

ぜひ、やってみてください💕