自律神経失調症とは交感神経と副交感神経の2つから成り立つ自律神経のバランスが崩れた場合に起こる症状とされています。
主な身体的症状は、めまい、冷や汗、震え、脈拍上昇、血圧が不安定になる、立ちくらみ、耳鳴り、頭痛、微熱、過呼吸、生理不順など。他にも、人間不信、情緒不安定、不安感やイライラ、抑うつ気分など精神的な症状が現れることもあるそうです。
そんな自律神経の乱れに、実はピラティスが効果があるといわれています。
①自律神経と胸式呼吸
ピラティスで行っている胸式呼吸は脳への酸素の量を増やし、交感神経を活発にします。このため、ピラティスを行ったあとは頭がスッキリとしていることが多くなります。
脳内からセロトニンの分泌量が増加して、気分が明るくなり良い精神状態になるもなります。リフレッシュ効果もあり、自律神経に悪影響を及ぼすストレスを発散させる効果も。
②自律神経と猫背
ピラティスでは無理なくインナーマッスルを鍛えることができます。インナーマッスルを鍛えることで、歪んでしまった姿勢を本来の正しい姿勢にキープすることができます。ピラティスでは背骨を真っ直ぐにして本来の姿勢を取り戻すことができます。
猫背な背骨が曲がることによって自律神経も圧迫され、栄養分や信号などがしっかりといきわたらなくなり弊害を起こすともいわれています。
逆に姿勢を正すことで脳と背骨をつなぐラインの循環が良くなって、体に信号を伝える自律神経の働きもよくなり、さらに脳に十分な栄養を送る血行もよくなる効果が期待できるということです。姿勢を改善し、呼吸を深めてくれるピラティスは、自律神経のバランスを改善するのに効果的。
少しずつ呼吸やエクササイズを取り入れて、健康的で楽しい毎日を手に入れましょう!