脱・産後太り

出産後、なかなか産後太りが解消できず悩んでいる方はいませんか?

赤ちゃんが生まれれば、お腹もすっきりして元の体型に戻るはず・・・

母乳育児は痩せやすいってきいていたのに・・・

そういえば、子供を産む前までは痩せていた・・・

2人目以降体重が戻らなくなった・・・

などなど

産後いつまでたっても「体重が戻らない」「痩せない」というママも多いはず。
産後太りの原因は何でしょうか?原因は大きく2つ あります。

1つ目は「基礎代謝量がおちている」こと
産前、産後は運動量も減り、筋肉の量も減ってしまいます。
筋肉が落ちると、基礎代謝量も減り消費できるカロリーも減ってしまします。そうなると消費できないエネルギーが脂肪となって体にたまってしまいます。

そして2つ目は「骨盤のゆがみ」によるものです。
妊娠3か月頃から、リラキシンという卵胞ホルモンの一種が分泌されます。リラキシンは関節を緩める働きがあり、骨盤は出産に向けて、産道を広くするために靭帯がゆるんで外側に開いていきます。

出産が終わっても、すぐに元の位置に戻るわけではなく、少しずつ戻ってきます。しかし、自然と元の位置に戻ることが難しく、ゆがみが残ってしまったり、骨盤が開いたままになってしまうこともあります。

骨盤が開いたままだったり、歪んだまま閉じてしまうと、骨盤周辺の血のめぐりが悪くなたり、老廃物が流れにくくなってしまったりすることがあります。このせいで脂肪の燃焼がうまくいかなくなって体の代謝が落ち、産後太りの原因にもなってしまうのです。

他にも、内臓が落ちて下腹が出る、お尻が下垂する、骨盤のまわりに贅肉がついて尻が大きくなるなど、体型が崩れてしまう。

骨盤が歪んでいると産後太りだけでなく、目に見えないところでも不調がおこりやすくなります。

「骨盤の血行不良」による、むくみ、冷え、便秘や「骨盤のゆがみ」による尿漏れ、痔、腰痛、子宮脱、肩こり、頭痛など、さまざまな体の不調の原因にもなりかねません。

こういった症状がある方、予防したい方には、ピラティスによる骨盤矯正をおすすめします。
ピラティスでは、骨盤を正常な位置に戻す、周りの筋肉(インナーマッスル)を鍛える効果があるので、骨盤矯正に向いています。

ピラティスは、インナーマッスルを鍛え、体のいろいろな部分を正しい位置に戻すことを目的としています。ピラティスを続けることで骨盤周りの筋肉を鍛え、正しい位置にもどしてくことを目指します。

骨盤底筋や腹筋にも働きかけるので、産後の回復に効果的です。

産後6か月を過ぎると骨盤は閉じていきますので、その後ももちろん矯正は可能ですが時間はかかってしまいます。産後ピラティスの開始目安は2か月~6か月までの間がお勧めともいわれています。

産後体調がよくなってから徐々にピラティスの簡単なエクササイズからお家で初めて行くのもよいですね。